奈良県にある達磨寺はだるまの発祥地
奈良県にある達磨寺は、「だるま」発祥の地として知られています。
日本の古い歴史書である日本書紀に、聖徳太子が助けた貧しい人が達磨大師の化身であったという記述が残されています。
達磨寺には本堂の下に現在も古墳時代後期の円墳があり、達磨大師の墓と伝えられています。
達磨寺には達磨座像がありますが、一般的に知られている手や足のない丸い形の「だるま」とは姿が異なっています。
達磨寺の達磨座像は、手もありますし足もあります。
達磨大師はお坊なので、元々は人の形をしていました。
それが江戸時代に入ってから、群馬県にある寺の和尚が起き上がり小法師をモチーフにした「だるま」をつくり、それが広く普及したためこちらの方が一般的になったのです。